歴史・宿場町の歩み

旧中山道の奈良井宿は、鳥居峠上り口にある鎮神社を京都側の端に、奈良井川沿いを緩やかに下りつつ約1kmにわたって町並みを形成する、日本最長の宿場です。 中山道木曽路十一宿のうち、北から2番目の難所:鳥居峠を控えた宿場町。

かつては街道を行き交う旅人で栄えました。その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残しています。時代を超えた風格が感じられます。

奈良井宿保存の経過としては、近世の民家として高い評価を受けた中村邸の宿場外移設問題を契機に、身近な歴史的資産の再確認と継承・維持を目的にした官民学連携による町並み保存運動が、他に先駆けて始まったのが昭和43年のこと。

その後、国の伝統的建造物群保存地区制度を受けて刊行された「町並み保存対策調査報告書」に基づいて保存条例(保存計画)が施行され、昭和53年に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。この栄誉は、多くの人たちの奈良井の地域づくりにかける並々ならぬ熱意の記念碑ともいえるものです。

選定後も、平成元年に国土交通大臣表彰の「手づくり郷土賞」、平成17年に「手づくり郷土大賞」、平成19年に「美しい日本の歴史的風土百選」、平成21年に社団法人日本観光協会「花の観光地づくり大賞」受賞など景観を生かした地域づくりに懸ける思いを継続しています。

  • まるで江戸時代にタイムスリップしたような情緒ある町並みです。
  • 木曽路の中で標高の高い奈良井宿は、自然も豊かで四季折々の風情を思う事が存分に楽しめます。

The beautiful Kiso Road with it’s Narai-jyuku historic post town.

During the Edo era(1603-1868),the Nakasen-do highway was one of the main routes linking Edo(the old name of TOKYO)and Kyoto.

The eleven local villages from Niekawa-jyuku to Magome-jyuku on the route called KISOJI(Kiso Road) are well-known sightseeing spots.
Paticularly in Narai-jyuku,the view of the old street in the area has been maintained and the houses,builtusing unique local techniques,are of historical and academic value.

Visit this small village in the mountains and feel the atmosphere of old Japan!